目次
東野圭吾さんが、これまでに無い要素を盛り込む為に、大変苦しんだと言われる作品。
『ラプラスの魔女』
「これまでの小説をぶっ壊してみたかった。」と言われた様に、まさに衝撃の結末に…
そんな期待で胸膨らむ『ラプラスの魔女』が
映画になるんですから!
しかも、キャストも豪華です!
そんな『ラプラスの魔女』のあらすじの要約に挑戦したいと思います!
ラプラスの魔女の映画のあらすじ

映画『ラプラスの魔女』の簡単なあらすじから!
ラプラスの悪魔…とは数学者ラプラスが提唱した〜計算によって、みらいを予見できる知性〜
連続して起きた2つの不審死。
遠く離れた事件現場だと言うのに、死因は同じ自然現象下での硫化水素中毒死だ
そして、驚く事に死亡した2人は知人同士。警察は、この不可解な事件の調査を地球化学の研究者である、大学教授の青江修介に依頼した。
一連の事件が事故では無く、他殺と仮定するなら、犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知り「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」事になるのだ。
そんな事は絶対に不可能である。「ラプラスの悪魔」でもない限り…。
青江は封鎖された事件現場の地形・地質・気象など、念入りに検証。
自然学的見地から事件性を否定した。トコロが、事件現場に現れた羽原円華が、青江の目の前で次に起こる自然現象を言い当てていくのだった。
それは奇跡なのか、偶然か!事の成り行きに円華と行動を共にする事になった青江は、彼女は失踪した甘粕と言う青年を探している事を知る。
一方、警察は不思議な力を持つ円華が事件に関与しているのではないかと疑い始めた。
そして、ついに第3の事件が発生する。
ここまでが映画のあらすじですが…配役はどうなっているのかも気になりますよね?
ラプラスの魔女のキャストも紹介!

ラプラスの魔女のキャストも豪華〜!
キャストの紹介です。
*青江 修介役
↪︎櫻井 翔
*羽原 円華役
↪︎広瀬 すず
*甘粕 謙人役
↪︎福士 蒼汰
*甘粕 才生役
↪︎豊川 悦司
*羽原 全太郎
↪︎リリー・フランキー
*中岡 祐二役
↪︎玉木 宏
*奥西 哲子役
↪︎志田 未来
*水城 千佐都役
↪︎佐藤 江梨子
*桐宮 玲役
↪︎TAO
*武雄 徹役
↪︎高嶋 政伸
*羽原 美奈役
↪︎檀 れい
そして監督は
三池 崇史
豪華ー!櫻井君が単独主演は4年ぶり、そして東野圭吾さんの作品はNHKドラマの「トキオ父への伝言」以来…14年ぶりだとか!
すずちゃんも
いるにゃ!
それでは…小説『ラプラスの魔女』の要約をしたいと思います!
映画のあらすじとカブってしまう場面もありますが…
小説のあらすじの要約ですので始めからと言う事になります!
少々、クドイかも知れませんが、ご了承下さいませ。
ラプラスの魔女の要約と硫化水素の謎は!

事件が起こる…
羽原円華(18歳)の父親は天才医師の羽原全太郎、母親は竜巻事故で逝去、円華の目の前で起きた事故だった。現在、数理学研究所の施設で生活している。
これ以上の事は彼女に質問してはいけない事が条件で、武尾徹は円華のボディーガードになる。
彼女にはある特殊能力な能力があったのだ。
ある日、円華は温泉街で起こった硫化水素で男性が死亡したと言う新聞記事を見かけた、その男性とは映画プロデューサーの水城義郎で、若い妻との温泉旅行地で、硫化水素を吸ってしまい死亡したというものだった。
その事を知った円華は、ある人物が関与しているのではないかと考え、お目付役の桐宮玲と元警官でボディーガードの武尾徹を大雪を利用して姿を消した。
映画監督の甘粕才生
硫化水素で死亡した水城義郎の母親は、刑事の中岡祐二に以前「息子は、若い妻に財産目当てで殺されそうだ。」と言われていた。だが単なる推測だと思われた。
しかし実際に水城が死亡したのだ、妻の千佐都を疑って捜査を行う。
一方、青江教授も2つの事件の調査をしていた。犠牲者の共通点を探るうち、関係者である映画監督の甘粕才生という人物も、かぞくを自宅で発生した硫化水素で無くしている事にたどり着く。
甘粕のブログには「長女が (自分は母親と不倫相手の間に生まれた子供だ) という事を知り、心を病んでしまった。そして彼女は自殺を図り、妻は巻き添えとなり死亡。息子は何とか一命を取り留めたが、植物状態となった。」とかいてある。
更に、息子は脳神経外科医の羽原全太郎により、先進的な脳外科手術により意識を取り戻し、意思疎通が図れる様になっていく様子が書かれていた。
手術を担当した医師の名字と同じ事もあり、この一件も羽原円華と関係があるのではないかと青江は考えた。
更に、姿を消した円華を探す、彼女のお目付役の桐宮玲からのアプローチから、事件の何かを知っているのではないかと推測した。
青江は、以前円華に教えてもらった連絡先に電話をし甘粕才生の息子、甘粕謙人の事で円華をおびき出す事に成功する。
姿を現した円華は、青江がこの件から手を引かせようとする。
事件がどの様に起こったのか、ドライアイスを発生させ、事件を再現した。
「時間と環境を選びさえすれば、同じ事象が起こせる」という事を青江に示したかったのだ。
しかし青江は、そんな事が出来るのは、スーパーコンピューターを超える様な演算能力が無ければならない。そんな事を人に可能なのか?と半信半疑だった。
硫化水素の謎は?
スーパーコンピューターを超える程の演算能力が出来なくては不可能…
ラプラスの提唱する”ラプラスの悪魔”でない限り→ラプラスの悪魔が犯人
うーん…謎という程ではありませんでしたね〜!
やはり、これまでの作品とは違いました!
謙人
甘粕謙人が次のターゲットを父親の甘粕才生に定めていた。1人目の犠牲者の妻、千佐都に指示をして才生をおびき出す事に成功した。
水城義郎を事故死に見せかけ、保険金を手に入れる為に、謙人と取り引きをしていたのだ。
2人目の犠牲者も、千佐都が事故現場まで案内をしていた。
甘粕才生が家族を失った硫化水素の事件は、才生が起こしたものだったのである。温泉地で死亡した水城義郎らも、実はこの事件にアリバイ工作などで関わった人物であった。
才生は自分の思い描く「完璧で無い家族」に嫌気がさして妻と子供を抹殺する事にしたのだ。
羽原医師の脳外科手術で、演算能力を手にして、物理現象を予測出来る様になった謙人は、療養していた数理研究所で円華と出会う。そして、円華に自分の能力の事を打ち明けたのだ。
その後、円華は母親を竜巻事故で亡くし「あの様な事を2度と起こしたく無い。」と思い、謙人と同じ手術をして欲しいと父親に申し出たのだ。父親の全太郎は悩むが、研究者としての欲に勝てず、娘を実験台にしてしまう。そして円華は謙人と同じ力を手に入れたのだった。
謙人は才生が映画の撮影で使った廃墟に父親をおびき出した、そして彼に、なぜ家族を殺害しようと考えたのか問うと…父親の才生は「完璧からは程遠い家族だったから、なくしてしまおうと思った。」と身勝手な動機を言った。
才生に拳銃の銃口を向けられた謙人…が突然ダウンバーストが襲った、強烈な気流で廃墟は崩壊。瓦礫に押し潰され、絶望の中死亡する気持ちを思い知らせたかった為に、謙人は才生をおびき寄せたのであった。
一緒に死のうと考えていた謙人だったが、一命を取り留めた。
円華は千佐都を尾行し、謙人の居場所を突き止め、これから起こりうる気象現象を予測していた。
謙人の狙いが分かった円華は、気流が逃げるように計算し、廃墟の一部を破壊しておいたのだった。
才生も一命を取り留めた。
とどめを刺そうとする謙人を円華は止めた。謙人は「先程の告白は録音しておいた。映画製作をしようとしたら、世間に明かす。」と言い立ち去った。
才生は生きている意味を失い病室で自殺した。
円華は元の生活に戻った。
ボディーガードに一つだけ質問しても良いと伝えると「この世界の未来は、どうなるんですか?」と訊いた。
円華は「それは、知らない方がきっと幸せだよ。」と言った。
ラプラスの魔女の結末は

映画のあらすじと小説のあらすじの要約はどうでしたか?
あらすじの結末をまとめますと…
【甘粕才生の犯行】
1,甘粕親子の欠落症…動物本来備わる自分の家族を守る為のプログラム(愛情)が甘粕親子には無かった。
2,甘粕才生は「完璧主義」だった。
この2つの理由から家族を殺そうと思い殺害の計画を立てた。しかし、息子の賢人は生き残ってしまう。
【甘粕賢人の犯行】
賢人は羽原全太郎により一命を取り留める。当時賢人は事件の記憶は無いと思われていたが、記憶喪失のふりをしていただけ、家族の命を奪った父親に復讐することを考えていた。
賢人が手術後に特殊な能力に目覚めたのはスーパーコンピュータ並みの物理演算能力だった、それは確実に未来を予測できる能力である。
甘粕才生が家族を奪い、自分自信も殺そうとした事への復讐の為、凶暴した水城義郎・那須野五郎を殺害した。
殺害方法は、甘粕才生が犯行に使った硫化水素を自分の持つ演算能力で未来を予測し殺害。
甘粕才生も同じく、硫化水素で亡き者にしようと思った、そして自分も一緒に死のうと思っていたが円華によって阻止される。
【円華】
円華は数理研究所で術後療養していた賢人に出会い、特殊な能力の事を聞き、父親の羽原全太郎に頼み能力を手に入れる。
【結末】
円華は第1の事件の時に賢人が犯人では無いかと気づき賢人を探す。
賢人が事件に関わった人物を殺す為に、財産目当てで結婚した千佐都を利用している事に気付いて後をつけて甘粕才生を殺害する場所を断定。
先回りして自分の能力を使いダウンバースが起こるのを邪魔した。
賢人は阻止され甘粕才生を殺害出来なかった、もしも映画製作をしようとしたならば、自白した内容の録音を公表すると脅し姿をくらました。
映画がすべての甘粕才生は、生きる意味を失い病院で自殺した。
円華は元の生活へと戻った。
と言う結末でした。
結末の感想は、もしかすると円華は賢人の事が好きだったのかも?
そして、ラプラスの悪魔は魔女によって止められたと言う結末にほんの少し、悲しい気持ちが残ります。
ラプラスの魔女の帯の意味は!

東野圭吾さんの小説の帯には
秘密が隠されている場合もあります!
そこで、今回の帯は
何が書かれているのかを調べました。
ラプラスの魔女の帯は!!!
『彼女は計算して奇跡を起こす。』
でしたー!
言葉としては違和感のある日本語ですよね?
「計算」と「奇跡」って…
常識では考えられない、不思議な出来事が奇跡と結果をある程度予測出来る事が計算ですから…
確かに、最後のシーンでの奇跡…に感動しますよね?
何かを守りたいと言う心は、どんな計算にも勝つと思った最後でした!
いつもより
クサいな…
ラプラスの魔女のあらすじ要約の最後に
東野圭吾さんの小説は面白いですよね?しかも、映画になっても面白い!!!
ご本人も映画好きという事もあるのでしょうか…
しかし、これまでの小説をぶっ壊したかったとは…東野圭吾さんこそラプラスの魔物じゃ無いのか?とさえ思えてきちゃいました!
最後まで読んで頂き、有難うございます!
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